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共有持分の売却にかかる費用とは?
共有持分を売却する際、「いくらで売れるか」だけでなく、「いくらかかるか」も事前に把握しておくことが重要です。
知らずに手続きを進めてしまうと、想定外の費用がかかり、売却後の利益が減ってしまうことも。
ここでは、共有持分売却時に発生する主な費用と、削減できる可能性があるコストの種類を具体的に解説していきます。
売却時に発生する主な費用の種類
共有持分の売却に伴って発生する費用は、大きく分けて「税金関連」と「手続き関連」に分類されます。
以下の表に、主な費用の項目とその概要を整理しました。
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費用項目 | 内容と目安 |
---|---|
譲渡所得税 | 売却益が出た場合に発生。所得税+住民税の合計で約20.315% |
印紙税 | 売買契約書に必要。取引金額により1,000〜10,000円程度 |
登記費用 | 名義変更が必要な場合に発生。司法書士報酬含め数万円〜 |
仲介手数料 | 不動産会社に支払う報酬。上限は「売却価格×3%+6万円+税」 |
測量・調査費 | 境界確定などが必要な場合。5万〜30万円程度 |
「知らなかった」では済まされない費用ばかりなので、売却前にしっかり確認しておく必要があります。
見落としやすい費用の落とし穴とは?
売却経験が少ない方ほど、見落としがちなのが以下のような費用です。
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測量費や境界確定費用:特に土地付き物件の場合に必要となることが多く、隣接地との境界トラブルを避けるために事前に調査が必要です。
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共有者間の合意形成にかかる書類作成費:共有者が複数人いる場合、全員の同意を得るための委任状や同意書の準備が必要になるケースも。
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司法書士報酬:登記手続きの代行依頼時には、相場で3万〜10万円の費用が発生します。

はい、事前に費用を見積もっておかないと、「思ったより残らなかった」という後悔に繋がることもあります。
売却費用を抑えるための工夫とは?
すべての費用を削減することは難しいですが、適切な対策を講じることで「ムダな支出」を防ぐことは可能です。
次回の後半パートでは、以下のような視点から「費用削減のコツ」を詳しく解説します。
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譲渡所得税を減らす節税テクニック
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仲介手数料をゼロにする方法
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売却前に行うべきチェックリスト
不動産を売ったら利益が出ると思っていたのに、手数料や税金で結構引かれてしまって…。