【体験談】共有持分売却でトラブルから解放された話
相続でもめた実家の土地──始まりは小さな違和感
「母が亡くなったあと、兄妹3人で実家の土地を相続したんです。最初は何も問題なかったんですが…」
そう話すのは、都内在住の女性・Mさん(40代)。3人兄妹で実家を相続し、それぞれ3分の1ずつの共有名義にしたのがすべての始まりでした。
兄は実家の土地を売却したい、妹は将来住みたいから残しておきたい、Mさん自身は中立の立場──方向性がまったく揃わないまま2年が経過。誰も住んでいないのに固定資産税や草刈りなどの管理負担だけが増えていきました。
よくある「共有名義トラブル」とは?
Mさんのように、相続や離婚をきっかけに生じる「共有持分トラブル」は非常に多く、以下のような悩みが典型です。
トラブルの種類 | 具体例 |
---|---|
意見が合わず売却できない | 一人が売りたいが他の共有者が反対している |
管理費用が不公平 | 実際の管理や支払いは一人が行っていて不満がたまる |
共有者が行方不明 | 名義人の一人が連絡不通、売却も処分もできない状態になる |
こうしたトラブルは時間が経つほどこじれる傾向があり、**「共有=いつでも自由に売れるわけではない」**ことを物語っています。
解決の第一歩は「自分の持分を売却する」こと
状況を変えたいと思ったMさんは、共有者と話すことをいったん諦め、自分の持分だけでも手放す方法を調べ始めました。
「持分だけなんて売れないと思ってたんです。でも、『共有持分の専門買取業者がある』とネットで知って…正直半信半疑でした。」

半信半疑だったけど、ちゃんと相談に乗ってくれて、売却の道筋が見えた瞬間ホッとしました。
共有不動産における「一部持分の売却」は、解決のきっかけになり得る大切な選択肢です。
専門業者とのやりとりとスムーズな売却
Mさんはネットで見つけた共有持分買取の専門業者に連絡し、数日以内に担当者と電話相談。事情を丁寧に聞いてもらい、共有者との関係や過去のトラブルについても詳細に伝えました。
業者はMさんの持分だけを評価し、査定額と売却条件を明確に提示。他の共有者の同意は不要との説明を受け、Mさんはすぐに契約に踏み切りました。
「難しい手続きは全部お任せできて、私自身が動いたのは印鑑証明と署名くらいでした。思ったよりずっと簡単だったんです。」
売却後に訪れた「精神的な自由」
売却後、Mさんのもとに入金があり、同時に共有状態からも解放されました。
もう、草刈りや税金の支払いで兄妹に連絡を取る必要もありません。
売却前の悩み | 売却後の状態 |
---|---|
誰も話し合いに応じてくれない | 自分の持分を売却し関係を終了できた |
固定資産税や草刈りを一人で負担していた | 維持管理の義務から完全に解放 |
ずっとモヤモヤして生活に影響があった | 心身ともにスッキリした気持ちになった |

お金だけじゃなく、気持ちの負担が本当に軽くなったんです。あの時決断して良かったと思っています。
まとめ
共有名義の不動産を持っていると、意見の食い違いや管理の負担で思わぬトラブルに発展することがあります。そんな時、自分の持分を売却することで問題の中心から抜け出すことが可能です。専門業者の力を借りれば、時間と心の余裕を取り戻す現実的な手段になります。
もう連絡すらまともに取れないし、誰も動こうとしない…。私が全部背負うしかないの?